セヴェルノについて

フランス人は、たとえば 女性で自分たちが住む町がパリだったら、パリジェンヌ、リオンに住んでいたらリオネーズと アイデンティティーを声高にいうが セヴェンヌ の人たちは、自分たちのことを決して セヴェルノとはいわない。


セヴェンヌ地方の文化というと、移民の文化であり、夏は暑く、冬は寒いので、生活自体たいへんなのです。

そりゃ港町セットに行けば、ジョルジュ・ブラッサンス( 歌手)や、最近では セント・マリドラメールに出現し、世界中で評価された ジプシー・キングス はいるが。

残念ながらこの両者は 地中海の地域で、セヴェンヌに近いが 海の文化で、決して セヴェンヌ文化ではない。


歌詞を聞いてみると、ジョルジュ・ブラッサンス は この地方のはかなさを、たんたんと過ぎる日々を、情景をまぜて、だれにまどわされずに歌っている。


一方 ジプシー・キングス は、移民でもジプシーなのである。

つめたく見られてきたことに対しての「叫び」なのです。


決して 共存共生の考えは持っていない。

なかのけん:ボンジュール 南仏のヒッピーさん

画家を志すひとりの「サムライ」が、ヒッピーと共に南仏で過ごした10年間の青春の記録。 ヒッピーとの生活を、おもしろおかしく語ります。

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