ヒッピーと会話する コツ

私も だんだんガール地方のなまりも覚え、ヒッピーとの交流も盛んになってきた。


アンデューズの市場に買い物に行くと、やはり 黄色人種の私は目立つせいか、ヒッピーが話しかけてくる。

よくよく話してみると、ヒッピーは みんな1968年の「革命家」と思っていたが、脱サラしてきた人もいた。

写真店のアランも 脱サラであった。


彼らは 生活がきびしいので、決して楽しい話をしてはいけない。

「 今日 、車で山に栗を採りにいったらタイヤがパンクして困った」とか、軽い日常の困った事件を話すのが一番よい。


日本的に「お前 もっとちゃんとしなさい」とかいうと、ビンタが来るのは まちがいない。

なかのけん:ボンジュール 南仏のヒッピーさん

画家を志すひとりの「サムライ」が、ヒッピーと共に南仏で過ごした10年間の青春の記録。 ヒッピーとの生活を、おもしろおかしく語ります。

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